事務所による料金の違い

初めて司法書士事務所のご利用を検討されるお客様には、事務所によって受注価格が大きく異なることに驚かれるかと思います。価格の違いは、事務所の営業スタイル、経営方針の違いによることが多いかと思います。いくつかの事務所を検討される際は、下記の点を留意されると納得がいくかもしれません。

1.受注価格の内訳は?
 同じ相続の受注価格の表示でも、事務所によって、戸籍関係書類の取寄せ、書類作成の範囲等、どこまで含まれるかが異なります。当事務所ではオプション加算式で幅広く対応しておりますので、お問い合わせください。

2.価格設定方法の違い
 例えば、相続1案件につき、相続人が1人の場合と30人の場合で、また、不動産の個数が1個と30個の場合で、それそれ、仕事の量が大きく異なります。
 価格設定方法は事務所により異なりますが、当事務所では、相続登記の場合、基本的に、相続人の数と不動産の個数等に応じて金額を加算する方式を採用しています。

3.経験・ノウハウ、得意分野・専門分野の違い
 例えば別業種と提携している事務所は、経験・ノウハウの蓄積を元に安定収入を得ていることがあります。一方で、苦手分野を受注することは莫大な労力が掛かることになりますから、それが価格に反映されることもございます。

4.経営方針の違い
 事務所によって、定型的な案件を中心に大量かつスピーディーに処理する方針のところもあれば、定型的でない難しい案件でも丁寧に対応する方針のところもあります。後者の場合、それだけ勉強時間も必要になりますが、当事務所は、後者を基本に据えています。
 例えば、自筆証書遺言の微妙な解釈と要件を巡り、法務局の登記官からも「この遺言は無効なので相続登記を取り下げるよう」指示された案件でも、その適否を法令・判例・先例・学説を徹底的に検証し、必要に応じて上級庁への照会を求めるような専門家としての姿勢を大切にしていきたいと考えています。